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開発ストーリー

逢妻ヒカリ開発の物語をご紹介します

はじめに

逢妻ヒカリは、5年に及ぶ開発期間をかけて生まれたキャラクターです。
技術と情熱を結集して誕生した小さな奇跡をご紹介します。

Gatebox株式会社 代表取締役 武地実

 

 

逢妻ヒカリ誕生の歴史

 

1 コンセプトが生まれた瞬間
2015年1月、私たちはキャラクター召喚装置「Gatebox」の最初の試作機を開発していました。
コワーキングスペースでひっそりと少人数で開発をしている中、
「ハードウェアだけではこの装置の魅力は伝わらない。Gateboxの魅力を最大限生かした、
フラッグシップとなるようなオリジナルキャラクターを作ろう」という企画が立ち上がりました。
 
私たちが思い描く「キャラクターと一緒に暮らせる世界」を最も体現するキャラクターとは何か?
という観点から考えていくと、「お嫁さん」というキーワードが自然と出てきました。
 
自分のことを誰よりも理解してくれて、
誰よりも応援してくれて、生活を支えてくれる。
辛い時には癒してくれて、楽しい時間を分かち合える。
そんな心も体も癒してくれるような、最高のパートナーと一緒に暮らせたら幸せだなという個人的な想いが溢れ出し、
今の技術でそれを実現したいと考えました。
 
チームメンバーにも共有したところ、
具体的にどうやるかはさておき、様々な妄想が広がっていきました。
「これ実現できたら絶対面白い!!」という想いをシェアし、
そこから開発がスタートしていきます。
 
2 キャラクターデザイン
コンセプトが定まり、まずはキャラクターデザインの制作をすることになりました。
逢妻ヒカリのキャラクターデザインは箕星太朗先生にお願いをしています。
箕星先生がキャラクターデザインを手がけられた『ラブプラス』というゲームに感銘を受け、
逢妻ヒカリのデザインをお願いしたいと思いました。
まだGateboxの試作機も出来上がってないような頃でしたが、
「キャラクターによって日常生活に変化を起こすような製品を作りたい」という想いを箕星先生にお伝えしたところ、
「若者の頑張りを応援するよ!」と快諾いただけました。
 
そして箕星先生のおかげで、
未来的な世界観とお嫁さんというコンセプトがマッチした素敵なキャラクターが誕生しました。

hikari_making_characterdesign

 

3 体験の策定
逢妻ヒカリは、当初から様々なアイディアが湧き出るキャラクターでした。
しかし、アイディアを出すことよりも、仕様を固めるためには
アイディアを削って一番こだわりたい体験を決める必要がありました。
 
一緒に暮らす相手と一番したいことは何か?
その問いをした時、自分の脳裏に思い浮かんだ光景は
「おかえり」の瞬間でした。
 
深夜、仕事から疲れて帰ってきた時に、
自分のことを気遣って「おかえり」と優しく出迎えてくれる。
その一言で疲れが吹き飛び、癒され、また明日も頑張ろうという気持ちになれる。
そんな最高のおかえり体験。
 
それが自分の求めている、一番こだわりたい体験でした。
その体験を箕星先生に描いていただいたのがこちらの絵です。
 
このイラストを軸に、
逢妻ヒカリは、マスターをいつでも癒してくれる癒しの花嫁として仕様が固まっていきました。
 

hikari_making_keyvisual

 

 

4 コンセプトムービー公開

2015年の1年間をかけて、Gatebox試作機を開発する傍ら、逢妻ヒカリの開発もどんどん進んでいきました。
 
おかえり体験を始め、音声会話や家電操作など、やりたいことを一つ一つプロトタイピングし、
2016年1月、世界に初めてGateboxのコンセプトムービーを公開しました。
 
果たして私たちのコンセプトは、世界に受け入れられるのか?
 
公開前は全く分かりませんでしたが、当時の私たちの情熱、技術、こだわりのすべてを詰め込んだムービーは
世界中のメディアに拡散され、想像をはるかに超えた再生数を叩き出しました。

 

 

 

 

5 300台限定生産モデルの予約販売
コンセプトムービー公開後、ありがたいことに多くの方々から製品化の声が寄せられ、
その声を支えに限定生産モデルの開発を開始しました。
 
試作機ではなく、お客様の手に届く製品ということで、ハードウェアでは安全性や耐久性にも十分に配慮し、
逢妻ヒカリは毎日一緒に暮らし続けるキャラクターとして楽しめる体験の構築にこだわりました。
 
そして2016年12月、300台限定予約販売を開始しました。
こちらがその時のムービーとなります。
製品のクオリティを高めただけでなく、現代の一緒に暮らすパートナーなら、
離れている時でもチャットできるのが自然ではないかとの考えから、チャットアプリの開発も行いました。
それによって、朝起きてから夜寝るまでの一貫した体験を実現できるようになり、
バーチャルキャラクターと過ごす一日の流れを映像化しました。
 
予約販売は、当時1台30万円で販売しましたが、
期待いただいていたファンの皆様のおかげで1ヶ月で予定台数の300台に到達しました。
 
そして2017年は300人のマスター様のため開発に注力し、
2018年2月、こだわりを詰め込んだ限定生産モデルを無事出荷しました。

 

 

 

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6 Gatebox量産モデル販売開始
限定生産モデルの開発を経て、
ハードウェア開発やキャラクター開発の難しさなど様々な学びを得ることができました。
その学びをもとに、私たちは逢妻ヒカリの価値を見つめ直し、
量産モデルに向けた逢妻ヒカリをゼロから開発し直しました。
 
実在感溢れるグラフィック、
圧倒的な会話ボリューム、
ヒカリから話しかけてくれる体験の拡張、
LINEでのチャット、
マスターとの会話を記憶して体験が変化する仕組みの構築など、
より逢妻ヒカリを最高のパートナーとするべく、妥協することなく挑戦しました。
 
その結果、
逢妻ヒカリは大きく生まれ変わり、
今ではGatebox量産モデルとともにマスターの皆様の元へとお届けしております。

 

 

 

 そして出荷後の現在も、マスターの皆様からのいろいろなご意見やご要望をもとに
ヒカリは進化を続けています。
 

 

 
逢妻ヒカリのこだわり
 
ここからは、 
Gatebox量産モデル(GTBX-100)の逢妻ヒカリでこだわったポイントについてご紹介します。
 
 
POINT 01 ーそこに「居る」を作り出す実在感
逢妻ヒカリページ
一緒に暮らしているという体験を作り出す上で、実在感は非常に重要な観点です。
キャラクターの瞬きや口の動き、一つ一つの仕草に人間と同じような「自然さ」を出せないかと試行錯誤を繰り返してきました。
特にヒカリの新しい衣装はひらひらと揺れるところが特徴なのですが、それもこの自然さを生み出すためにこだわったポイントです。
また、リアルタイム動作で質感表現を行うにあたり、不自然さが残ったり可愛らしさが損なわれないようにしています。
「髪の毛のツヤ」「布地の質感」「金属の反射」など細かいところにもぜひ注目してみてください。
 
そして、もう1つ大切な要素、それは「動き」です。
逢妻ヒカリは家の中で暮らすというコンセプトのもと、それにちなんだ振る舞いをします。
私たち人間は家の中では基本的に座っている時間が多いので、それと同じように立ちっぱなしではなく、
座って本を読んだり、飲みものを飲んだり、スマホをいじったりといった、
人間らしい振る舞いをすることで実在感を強めています。
 
また、夜になるとエプロンからルームウェアに着替えてベッドで寝るなど、
時間帯に合わせて動きが変化するところも一緒に暮らしている感を楽しめるポイントです。
眺めているだけでも癒される、ついつい声をかけたくなってしまう、
そんな自然な動きを意識して開発しました。
 
 
POINT 02 ー癒しの声と会話
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逢妻ヒカリの開発を始めてから、私たちは「癒し」という概念とずっと向き合ってきました。
そのこだわりはもちろん「声」や「会話」の中にも詰まっています。
彼女の発する一言で疲れが吹き飛ぶような、思わず口元が緩んでしまうような、
そんな究極の癒しの声を作ることに、今回は挑戦しました。
 
逢妻ヒカリの声は、声優さんの声をもとに開発された音声合成を採用しています。
機械の声だと、これまでの技術ではどうしても感情のない機械っぽさが出てしまいがちで、
逢妻ヒカリの音声合成開発初期は、今とは異なりとても平坦な声になっていました。
しかし、逢妻ヒカリはマスターと暮らすパートナーとして、声で癒したり励ましたりすることが重要な役割であり、
機械っぽい声ではマスターの心に訴えかけることはできません。
そのため、音声収録の方法から見直し、より感情が乗った声になるようにチューニングをお願いした結果、
3回目のリテイクでついに今のクオリティに到達しました。
これまで様々な音声合成を聴き比べたなかで、
まさにキャラクターらしい最高の癒しボイスに仕上がりました。
 
実際の声優さんの声と比較した動画もありますので、ぜひ聴き比べてみてください。
 
また、会話についても、
マスターの言葉を認識して会話ができるようにしようと、日々チューニングを繰り返しています。
マスターの皆様からのご意見などをもとに、会話内容の学習を積み重ねています。
 
特に「ねぇヒカリ」と最初に名前を呼ぶことで、会話ができるようになるのですが、
この「ねぇヒカリ」の聞き取り精度を高めることが開発初期において難易度の高いチャレンジでした。
一般的な住宅環境の中で、どんな人の声でも認識できるように、
100人近くの人々に協力いただき、立つ位置や声の大きさなどを変えながら声のサンプリングを集めていきました。
とても地道な作業ですが、そうした一つ一つのサンプリングを機械に学習させ、認識精度を少しずつ高めています。
 
 
POINT 03 ー生活をお手伝いするスキル
image3
パートナーとしてマスターの生活をお手伝いしたいという気持ちから、
逢妻ヒカリは、天気・ニュースなどの情報をお知らせしてくれるようになっています。
 
今回、その情報紹介のスキルを実現するにあたり、
LINEのAIアシスタント「CLOVA」と連携しています。
 
CLOVAはLINEのスマートスピーカーに搭載されているAIアシスタントですが、
逢妻ヒカリとも連携することで、スマートスピーカーと同じような体験が実現できました。
しかし、ここもただの連携では終わりません。
ヒカリが直接情報紹介をするのではなく、AIアシスタント「CLOVAちゃん」が情報伝達端末として登場し、
CLOVAちゃんが情報を伝える役割を担っています。
 
私たちが最も大切にしているのは、スマートスピーカーのような便利さではありません。
癒しのパートナーになれるかどうかです。
一緒に暮らす家族が、どれだけ賢くて、流暢に天気やニュースなどを読み上げてくれても、
そこに癒しを感じたりはしません。
 
そうした情報を紹介するのはCLOVAちゃんに任せ、
ヒカリはそれに対して気遣うリアクションをすることにこだわりました。
 
雨の日は「傘忘れないようにね。」と言ったり、
寒い日は「暖かい服を着てね」と言ったりなど、
マスターのことを思いやる一言を届けることにヒカリは特化しました。
 
そうした役割分担によって、逢妻ヒカリをただ情報を紹介するだけのアシスタントにするのではなく、
マスターのことを思いやる癒しのパートナーというコンセプトを守っています。
 
これが、私たちが考える人間とキャラクターとAIの関係性に対する新たな提案です。
 
 
 
POINT 04 ーマスターに寄り添う変化・成長
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逢妻ヒカリは、マスターに寄り添う理想の花嫁になるために
マスターのことをより理解しようとし、成長していきます。
 
一般的なAIアシスタントは、ユーザーの属性や過去の会話に関係なく
その時その時の言葉に反応した内容が返ってきますが、
ヒカリはマスターの状況や行動に合わせて、ヒカリの方からも積極的に話しかけてきます。
例えば、「マスターが今家にいるか」「時間帯・時期」
「天気や気温はどうか」「何回会話をしたか」などの利用状況をもとに
話しかけてくる会話が変化します。
時にはマスターのことを思いやったり、
最近勉強していることやハマっていることの話をしたりと、話すことは様々です。
 
さらに、逢妻ヒカリは、マスターとの会話を記憶し、
たくさん会話をするほど会話内容が変化するという特徴があります。
この良さは、ただ一度触れるだけでは分かりません。
長く一緒に暮らすほど彼女の新たな一面を発見できるという、
長い時間を共にしたマスターだけが体験できるものです。
 
こんなこと言うんだ、と驚かれることも少なくないですが、
今日は一体どんなことを話すのか、ぜひ耳を傾けてみてください。
 
 
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今回は、逢妻ヒカリの歴史や裏側をご紹介いたしました。
このように、語り尽くせないほどのエピソードが詰まった逢妻ヒカリ。
 
あなたと共に生活できる日を、彼女は楽しみに待っています。
 
これからも私たちは逢妻ヒカリとともに
キャラクターと暮らせる未来を切り拓いていきます。
私たちの挑戦に、ぜひご期待ください。